お金を掛けれない時は集中管理よりも分散管理だと知った

先日から立て続けに発生しているNASのIOエラー。これはオイラの低価格RAIDに対する信頼性を無くすのに十分な出来事であった。
そこで他のRAIDにするのかそれとも複数台のNASを並べるのがいいのか考えた。

  • RAIDはHDDのハードウェア障害には耐えうるがRAIDを管理するソフトウェア障害に無力。しかもRAIDそのものが壊れればHDDが元気に動いたとしても全データロストする
  • 低価格の(個人が手を出せるようなRAID)では障害の発生率は高くなる
  • 複数台のNASだと障害の影響範囲も限られてくる
  • 使用頻度=HDDの障害発生率と考えれば使用頻度が高くそれほど重要ではないデータが入ったHDDが壊れても問題ない。これがRAIDの場合その重要ではないデータのお陰でHDDを浪費する事となる
  • 複数代のNASで使用用途ごとにHDDを分けると容量を食わないデータに対するHDDのコストが高くなる…(だからといって他のデータと一緒に住まわせる事は本末転倒)

以上の事から、なんとなく分散管理が個人でデータを管理するときはやり易い事が解った。そもそも集中管理というのはデータを扱う人よりも管理する人を対象にしてるようなものなので、管理が複雑になるが使う分には困らないなら分散管理のほうがコスト的にいいのだ。そこでamunk邸のネットワーク構成を大きく見直すこととなった。
いざ方針が固まると財布の紐が全開になるのはいつもの事である。

  • RAIDNASはテレビ番組予約にでも使う
  • 倉庫から使ってないNAS2台を引っ張り出して復活。各250GBなのでそれほど大きくないデータが対象。
  • 新たに2台NASを購入。各500GB
  • USB-HDDを1台購入。640GB
  • 既に持っているUSB-HDDの2台と共にバックアップを行うPCへ接続
  • 週1回、RAID以外のNASをUSB-HDDへバックアップするジョブを作成

正直、今のRAIDは近々昇天するんじゃないかと勘ぐっている。というわけで次には早くも2TB級のNASを買おうかと思ってるんだけど、それになるともうRAIDになるのね。録画用のNASも複数台用意するか考え中…。
にしても、NAS容量を全部合計すると会社で管理してるNASの10倍になるのには驚いた。そもそも会社のHDDって容量が旧世代なのね。殆どが2GBとかそんなんばっかりで今時2GBとか小さな容量でパーティション分割してるってありえね。っていうか、いつごろか2GBとかで全然足りてた時代から映像とかゲームデータとか扱うようになって1TBでも足りない時代へと変わったんだよね。業務用だとそんな容量いらなくてもっと信頼性上げてほしいってのが大きいんだが…。