17 上ジャージで下スク水の破壊力について

今日はいよいよ合宿当日だ。
校庭に集まった時にバスの席順が教えられ、やっぱりここでも力が発揮されてて片山とセットとなる。バスの中ではさすがにエロゲの話で盛り上がるわけにはいかないので17歳当時ハマっていたシュミレーションRPGドラゴンナイトについて話していた。普段の窮屈な二人席とは違って今日は席が広く感じる。もっと席が狭ければさらにくっ付けるのにと、暑苦しくもさらに密着させる。
そして合宿するキャンプ場へと到着。周防湖キャンプ場と看板がある。ここだったのか…。夏の間には大学生のボート部?がここに来てはよく練習をしている。専用の練習場などがあるのだろうか。Tシャツの下に競泳水着というやっぱりグッと来る格好で練習しているので印象に残っている。そんな話は別にして、俺はこの後、驚愕の光景を目の当たりにする事となる。
女子も男子も早速着替えるわけなのだが、女子更衣室でその年初めてのスクール水着のお披露目となるのだ。さすがに体育の時間の着替えとは違う。何が違うって?スクール水着の破壊力はブルマなどの比ではないという事だ。さすがに凄いデブな女子が着替えている様はすぐに視界の外へと放り出したが、普通のスタイルの女子でもスクール水着を着替える最中及び着替えた後は「あ…」と言うほどにインパクトがある。この光景はナマで見ることは出来ない目に焼き付けておこう。
上はジャージ、その下にはスクール水着(下のジャージは履かない)という破壊力のある格好で女子がずらずらと集合してくると、既に何人か男子は集合場所にいたが「おぉ〜!」などというリアクションは無い。本当にエロさを感じた時には男というものは変に派手なリアクションはしないものだ。まるで珍しいものでも見たように、押し黙って女子達を(太ももあたりを)見つめる。ジッと見つめるのではなく、その視線をバレないようにチラチラと見つめる。女子はその視線に気付いているのだろうか?男の思考が読める俺なので、スク水及び太ももの境界線と、ジャージの上で何とか下半身を隠そうとする欲求により作り出される三角地帯(スク水)の凄まじいハーモニーで見ないわけにはいられないと考えているのは解るから、痛いほどの視線を感じ取っているのだ。
既に班別に集まるようだ。班の連中が集まっているところへと向かうと片山は既にそこにいて、何故か渡部が片山に話しかけている。なんだろう?俺は合宿の時は渡部と会話した記憶は無いんだが…もしや、「てめぇ小日向といちゃいちゃすんじゃねーぞ」って脅されてるのか?渡部の野郎、マジで殺す。
俺は会話を邪魔するかのように渡部の見えるほうから歩み寄ると、なんの躊躇も無く片山の隣に密着して座る。俺と片山の関係を邪魔するようなら、お前がこれから乗るボートはタイタニックと同じ運命を辿る事になるから覚悟しておけよ…。と、俺が隣にちょこんと座ると、渡部はポンと片山の肩を叩いてから、奴がいつもつるんでいるグループの元へと向かって行った。
「何話してたの?」
と俺は早速質問する。俺と片山との関係について何かしらの脅しを掛けてきたのだろうと踏んでいたのだが、意外な答えが返ってきた。
「俺と小日向の事で、今回の合宿がチャンスだから頑張れ…みたいな事を…」
意外だ…何を企んでいるんだ?まぁいっか…。でも片山も同じ様に意外だと思っていたのか、渡部のその言葉が頭に引っ掛かっているようだ。だが、次の瞬間、俺の三角ゾーンを凝視する作業を開始したようだ。
「なんか、これ、やらしいよね」と俺がフォローする。
「う、うん、とても似合ってるよ」
に、似合ってる?それってフォローなのか…?まぁいいか。俺は片山の記憶に焼き付けさせておこうと、最初に片山とグラウンドで話をした時の様に、片山の前で立ち上がってジャージ及び下のスクール水着をお披露目する。
ちょっと下のほうを捲ってみせて三角で見えていたスク水を腰の辺りまで見せる。「こんな感じだよ」などと言いながら。すると片山はちょっとマヌケに「あぁ、下ってスクール水着だったんだ」などと…解ってるクセに。それからまた片山の隣に腰掛けると俺はジャージの上のファスナーを少し下ろして、スク水の上からでも解る胸の形を見せるようにする。「おぉ…」と片山。おぉ、というのが、もう片山の高評価を表している。おぉ貰いました、本日の任務の90パーセントぐらいは達成した気がする。
俺が片山にジロジロと見られる、じゃなかったお披露目している間に穂坂と立川も集まってきた。俺は彼女等を過小評価していたと痛感させられた。やっぱり女子高生、女で一番輝いている時でもある、俺に匹敵するほどのスタイルの良さだ。
「あれ?渡部くんは?」と立川。
そうやって少しだけ話題をそらさせようとしてもダメだぜ、お前の太ももも男子の視線を集める材料になっているのだからなぁぁぁ!案の定、片山もその太ももから目を反らそうと試みるが叶わず、太ももに向かって、
「さっきまでここに居たけど、どこいったかな」
などと言う。
「ったく、早く集まって早く島に行った方が、昼食の材料がいいのが選べれるのに」
と立川は普段と同じ様に男子の前では結構ブツブツと文句を言う。
合宿で昼食を作るのに少し趣向が凝らしてあって、中央の島には班全てに対して同じものが用意されているわけではない。例えば昼食を作る時に必要な火まわりのものにしても、キャンプ場に設置してあるような立派なものであったりもすれば、明らかに教師が作ったような河の石を積んだものまで。多分、食材や薪などもそうだ。だから競争するように早く島へと行って、いい材料を手に入れるのが立派な昼食を作る手段と言える。もちろん昼食を作る料理のウデもあるが。でもよくよく考えると料理だってやり方を間違えたらお腹を壊す事もあるのに、当時の教師は結構気楽にやってたんだなぁ、と考えてしまう。
などと考えていると、
「片山くん、一緒の班だね、頑張ろうね」
などと聞こえてきた!この声は穂坂じゃないか。俺は17歳の時に穂坂に話し掛けてもらった記憶はないぞ…やっぱり俺がここに居ることで少し状況が違ってきているのは明らかだ。でも何故、片山に話し掛けてくる?立川はそんな事…言うような奴じゃないが、奴は何も言わないのに。でも俺が片山の側に居ると解るとサッと「さり気無く」立川の隣へと移動する。もしかして…穂坂は片山の事が…?これは、男子から俺が狙われる事も含めて、片山が他の女子に取られる事も注意しなければならないという事を意味しているのか…。なんという「恋は障害があるほど燃える」って状況。
そうこうしているうちに幾つかの班はボートに乗って移動を始めている。俺達の班もそろそろ移動しなければならない。さっきまでどっかのグループで話をしていた渡部が駆け足で戻ってくる。何やらそのグループの連中と言い争い?のような事をしながら、顔はいつものように笑っているから、もしかしたら競争についての話をしていたのだろうか。
「てめぇ!ぜってぇぶっ潰すからなwww」
などと言っているのだから多分そうだろう。まぁ渡部ならいつもそんな事をしていた記憶があるから違和感はなかった。実際俺が17の時もボートで競争みたいな事を渡部がやっていて、俺に向かって「いいぜいいぜ!ガンガン飛ばせ〜!」などと吠えていた記憶がある。確か俺(片山)がボート後部、前部では渡部が舵取りと漕ぎを両方やってたっけ…。
ボートに乗り込む5人。やっぱり記憶通りに、渡部が先頭、その次が穂坂、立川、その後ろに俺、最後尾が片山だ。これは思いっきり片山のチンコに俺のお尻をくっ付けるチャンスではないか。オールは渡部、穂坂、立川がそれぞれ1本持って、片山が何故か2本持たされ、俺は何もしなくてもいいと言われた。確かに一番身体は小さいからな。
渡部がボートを漕ぎ始める前に、一言言う。
「お〜っし、片山、お前がメインエンジンだからな、頑張れよ!小日向に良いとこ見せるチャンスだぜ!」
なんだよそれはww聞いてるこっちが恥ずかしいわ。
「なんだよ、それは…」
と片山。そうそうその通りだ。
そうこう言っているうちにボートは進み始める。そして、お決まりのお尻ぴったりの時間スタートです。尻を片山のムスコさんにぴったりとくっつける。
「っとうぉ!」
片山が小さな悲鳴を上げる。前の連中には聞こえていないみたいだ。「うへへ」と俺はおどけてみせて、さらに密着させる。なんというたくましい肉体、片山の力強い腕が俺の横でキリキリと動いて船のメインエンジンとなっている。
「な、何やってんだよwまひる
と小さな声で俺の耳元で言う片山。それに小声で俺は答える。
「あっくんへとパワーを送ろうと思って」
「いや、それ余計なパワーが股間に集中するからw」
片山が言うとおり、余計なパワーが股間に集中して肥大化しているのが俺の尻に伝わってくる。水着だからそれが普段よりも如実に判るのだ。
「ちょっと!渡部くん!何やってんのよ!」
立川が叫んでいる。俺も片山もハッとしてそっちに目をやると、この渡部のクソ野郎、まるでカーチェイスでもするように隣の班の奴等が乗るボートに体当たりをかまそうとしてる。っていうか、隣の班の奴等(普段から渡部とつるんでる)も俺達の乗るボートに対して攻撃する気満々なのだ。女子はやめてやめてと叫んでいるのだが。
「てめぇwwやんのかコラーwww」
流石渡部、こんな状況を楽しむマジキチ野郎はこいつぐらいだ。あっちの班には渡部と肩を並べるマジキチが2匹もいるので更に厄介だろう。
ゴンッ。
衝撃がボート全体に走る。俺の身体が今にも外に落ちそうに、って、っぶねぇ!危うく湖に一直線だった。落ちそうな所を片山の太い腕が抱きしめて…おっぱいを鷲掴みしてる。それは狙ってやってるのか?!
「っとうぁ!ごめん!」
「あはwいいよ、ありがとう」
俺は体勢を元に戻す。と同じくして片山の両腕が今度は抱きしめる様に動く。
おぉぉ、なんだかゾクゾクっとして来るぞ。いいねいいね。5秒ぐらいの間、片山の腕が俺の身体を抱きしめたような形になった。でも他の人にそれを見られてはいけないのですぐにオールをこぎ始める片山。ちぇ、つまんないの。だが、俺の攻撃は収まるところを知らないのだ。さらにパワーを送ろうと俺はジャージのファスナーを全開です。これで片山が見下ろせば俺のおっぱいの形などがモロ見え。
「ちょっwww何やってんだよww」
「パワーを!w」
「いや、もうそれいいからw」
声は前に聞こえないように小さな声で話す。
俺達の班が乗ったボートは意外と速かったみたいで、渡部と健闘していたマジキチ2匹がいる班が1位、そして次に島へと到着した。
「ちょっと渡部何やってんのよ!濡れるでしょ!」
などと立川が叫んでいる。見れば立川も穂坂も下半身がびちょびちょ…これはエロいぞ!エロ過ぎるぞ!次はこれを狙うか…。
「濡れてもいいようにスク水着てんだろ!」
と渡部が叫ぶ。ごもっとも…。
「よーし、じゃあ、お昼ご飯を作ろう〜」
と号令を取ったのは穂坂だ。あぁ中学の時もこんな感じでクラスの先頭に立っていろいろ指示してたなぁ。一瞬、班のリーダーが穂坂じゃないかと錯覚したけど、実はリーダーはこのマジキチ野郎の渡部なのだ。
「んじゃ、俺と穂坂と立川は料理作る係りな。片山と小日向は火の面倒を見てくれよ」
あー、俺段々と思い出してきた。確か合宿のときに渡部は女子2名(立川、穂坂)と渡部が料理を作る係りで、17歳の俺ともう一人…は誰だったかわからないけど、確か男だったはず。そいつと組んで薪だとかを集めたり火を作ったりしたんだよな。片山にさっき話してたのは俺と片山をくっつける事でハーレム状態を作ろうと思ってたわけだ。
ったく、なんてクソ野郎なんだ。もし男とペアなら渡部を恨んでたところだが、今回は片山は恋人のまひるとペアだからな、渡部がジェスチャーで「グッドラック」と片山に向かってやってるのが見えたが、まさにこれから二人きりになれるチャンス到来なのだ。そして俺と片山は島の中の森の奥へと進んでいくこととなる。
遠くから見たときは島はそれほど大きく感じなかったが森の中を進んでも他の連中と出会わないところを見ると結構広いものなんだな。薪の材料となりそうな木が転がってはいるのだが、先生が先ほど説明した薪は、ロープで括られている大きなものから、小さいものまで色々あるらしい。2位で島へと到着した俺達は贅沢にもそのロープで括られた薪を探しているのだ。
「無いねー。薪」
「そうだね」
片山がこほんと咳き込む。なんだそのワザとらしい咳はwだが俺は周囲に誰もいなくなっている深い森である事に気づいた。男女が深い森の中でいるときに何をしなければならないかと言えば、そう、やらしい事である。
「えと、その…触ってもいい?」
なんていきなりエロい事を聞くのだ片山wまぁいっか…他になんて言って触ればいいのか、女性経験の無い俺にはわからないので…。
「ん…うん」
片山の手が俺のジャージのファスナーを下ろして胸を全開にさせる。そして上からゆっくりと揉む、ひたすら揉む。なんとなく、乳首が立ってるだろうなぁ、と思ったのだがスク水は乳首が立っているのは見えないような構造になっているので(布が胸の所に入ってる)片山からは乳首勃起はわからないだろう。
「直接触ってみる?」
と俺。直接とは、水着の中に手を突っ込んで触る事です。
「あ、こっちに座ってからしよっ」
と、俺が指差した先には座り心地のいい石。片山がそれに腰掛けると俺はその片山の太もものところへ乗っかる。お姫様抱っこのような形で片山と顔を向き合わせる。今までそんな体勢はあったが、片山もスクール水着(男)を着ているので直接太ももと太ももが触れ合う事は無かった。それから俺は水着の肩紐を外す。後は片山の手がそっと水着を下へと下ろした。白いおっぱいがコンニチワ。それを直接片山の手が触る、揉む、揉みまくる。
「はぁ…」
と俺は片山の肩に頭を持たれかけて体重を任せる。
「気持ちいい?」
「うん」
俺はとろんとした目で片山に訴えかける。それを合図と判ったのか、片山が唇を重ねてきた。最初は軽く唇と唇が触れ合うように、それから上唇と下唇で片山の下唇を挟んで引っ張ってみたり、舌を同じようにしてみたり、それから片山の舌を舌でなぞってみたりした。あとは自然と舌が俺の口の中に滑り込んでくる。
「あのさ…俺、スクール水着好きなんだ」
えー!って、知ってるってソレは。俺も好きなんです。
「うん」
「その、水着着たままで、俺が顔おっぱいに挟まれてみたいんだけど、いい?」
うはwww何その露骨なパイ包み行為はww
まぁそれが俺の目的でもあるわけだから、躊躇無く俺は片山の太ももから降りると今度は座位で片山の上に乗っかる、あ、これは駅弁?片山の太い腕が俺の腰の部分を持って体重を支えているうちに、俺は言われたとおりにスク水の肩紐を元に戻すと、「はい、どうぞ〜」と言って片山の顔を迎えるように準備。片山の顔がおっぱいに思いっきりくっつく。
「しあわせ?」と俺が聞くと、「うん、しあわせ」と返ってくる。その言葉通り、ムスコさんがかなり幸せの絶頂な状態になっているのだ。天をも突くような勢いで上方方向に勃起している片山のムスコさんが俺の股間に当たってくる。
「あ、あの、まひる…」
「な、なに?」
「ここで、するのは…マズイよね」
ここで…!それはマズイでしょw絶対に他の生徒に見つかってしまうわな…。しかも俺、処女なわけだからこんな不安定な場所では何かと不安なのだ。やっぱ気持ち最初はベッドでしたいような。でも、片山のフル勃起のチンコもこのままにしておくのは可哀想な気がする。それは男の俺だからよく判るのだ。
「まずいよ…ね。でも、口とかなら…したことないけど、いいよ」
そう、口。フェラって奴ですよ。奥さん。でも初フェラなのだよ、しかも男のチンコ咥えるなんて男でも一生に一度あるかないか…。いや普通の男はないだろね。
「えと、俺も、フェラ初体験…」
いや、それは言わんでいいよ。
男性のスク水(ビキニタイプ)を膝まで下げるとチンコが上向きににょきとそそり立っている。この角度から見るのは初めてで俺も一瞬ぎょっとしてしまう。こ、これを咥えたり舐めたりするのか…ちょっと大きすぎねぇ?いや、俺の身体が小さいからそういう風に見えるだけで実はそれほど大きくはなかった。17歳の俺の視点からは…。
俺は17歳の頃にはチンコの手入れは結構欠かさずやってたと思う。なのでチンカスは無いと踏んで、皮が完全に剥けてはいないチンコ(すいません、俺は仮性包茎なんだよねw)の皮を思いっきり剥いて亀頭が完全に露出するようにして、さきっちょに舌をちょんとつける。ん…やっぱりショッパイな…。今度はチンコの根元から先までに舌を沿わせる。何度も何度もそれをやると面白いように片山の身体がぴくぴくと動くのだ。これは面白い。
「ん…あぁっ、まひる、上手だよ」
上手って言われてもなんか複雑。俺は男のチンコ舐めるのは初めてなのですが。
そして、ついに俺に片山のチンコをぱっくんちょする時がやってきたのだ。ぱっくんちょ、とチンコの亀頭部分を口の中に収めると、片山の身体が今までに無いほどにビクンと動く。うわ、何この暖かい棒。それとショッパイ味が…。確かビデオとかでみたフェラはこのまま頭を上下に振って、マッサージするんだっけ…。
いざ、マッサージ開始!くちゅくちゅとイヤらしい音を立てながら片山のチンコをマッサージしたのだが…驚愕の事態が!
なんか凄い勢いでチンコが萎んでいくんですがww
イッたの?イッたわけないよね、白い液体も全然出ていないのだから。な、何故に?!それから俺は何度か片山のチンコの根元を舐めたりもしたんだが…ふにゃふにゃになってしまった…オワタ(涙
「ご、ごめん…俺、フェラ苦手みたい」
な、ナニィィィィ!!!そうだったのか…俺、フェラされた事無いから判んなかったけど実際されたら萎んでしまうのか!!!何故?エロゲのやりすぎで現実の女性にフェラされても物足りないとかじゃないのか?
「た、たぶん、あたしも初めてフェラしたから、下手なんじゃないのかな?」
なんてフォローをしてみるも片山は気が沈んでいるみたいだ。静かにチンコをスク水の中にしまいジャージを着なおす。背中が寂しすぎるぜ…。
「ごめん…」と謝ってみる俺。
「あっ、まひるは悪くないよ、俺の身体が複雑過ぎるんだ」
ん〜…それを言ったら俺の身体はもっと複雑じゃないか…。
原因は判らぬまま、俺と片山は薪を集めてキャンプ地へと戻る事にした。と、その前に、片山の要望でもう一回。
今度は「激しく片山が求めてきた」なんて感じになっちゃった。片山は軽く俺にキスした後に首や肩にもキスして、それから水着の紐を自分でおろした。ゆっくりと、ゆっくりと下ろしておっぱいを前面に出すと、今度はそれに顔を挟む。それから唇は水着の上からお腹、腰、そしてオマンコの上の恥丘?ってところ、そして太ももとキスをしていく。これは気持ちいい…。片山、才能あるんじゃないのか?って何の才能だよ。そして一通りキスし終えてから「そろそろいこっか」と言う。
俺は脱げてるスク水の紐を元に戻して半分脱ぎかけていたジャージを戻すのだが、その際にまた片山は俺の肩紐のところにキス。色々とキスされてスゴク気持ちいい。振り返って片山にキスを求める俺。そして少しかがんだ片山の肩に手を掛けて、ぶちゅ。
結構時間は経ってたはずなのだが、戻ってみるとまだ渡部と他女子2名は言い争いみたいなのをしながらも野菜などを刻んだりしてる。俺は戻るのが遅いなどと文句を言われるものだと思っていたのだから少し安心した。
「あ〜もう、立川が文句ばっかり言うから、もう二人とも戻ってきちゃったじゃないか」
などと渡部は言っている。そんなにハーレム状態が嬉しかったのだろうか。まぁ心配するな。俺と片山は二人で火の番をするわけだからそこで3人でイチャイチャ続けてろよ。
小さい頃キャンプに家族で行ったときの事を思い出しながら薪をくべる。家族でキャンプなんて小学生までの話なのだが、あの頃に比べたらガラリと雰囲気が変わったような気がする。俺もそうだけど、家族も。特に妹とは殆どといって良いほど口を利かなくなったのだ。だからキャンプに家族で行ったときの思い出の中にいる妹はまるで別人の様に思えていたもんだ。などと考える間にも薪は大きいものが上、小さいものが下、それから一番下には新聞紙や枯葉などの火が付きやすいものを入れる。それからライターで着荷して、っていう作業を片山がやっている隣で俺は静かにそれを見守る。
そういえば小学6年の時にキャンプに行ったときもこんな感じで妹が兄の傍にちょこんと座っていて、兄、つまり俺が火の番をするのを見守っていたんだっけ。なんとなくその時の妹の気持ちになれたような気がしていた。
俺の真剣に作業する横顔なんて鏡を使っても見れないだろうな。目には、火が枯葉や新聞紙に移って燃えていく様、それから片山の横顔が交互に映っていた。
あの時の妹も頼りになる兄に安心していたのだろうか?あれからアニメやAVやらを普通に楽しんでいき、妹からしてみたらキモチワルイ兄になってしまった。思春期だとか妹にもクラスメートの友達が増えた事もあって、結局中学になる頃には俺と遊ぶことは無くなった、っていうか、それと同時に妹との会話も消えたかな。だからと言ってそれが寂しいとかそういう感情は無かった。俺はもしかしたら最初から妹とは口も利いていなかったんじゃないかと思ったぐらい、それぐらい妹と何か話したという記憶はない。
「片山くん、火のつけ方とかどこで習ったの?」
「あー。これは親父にね。家族でよくキャンプとか行ってたから」
「そうなんだ」
もちろん、そんな事は知ってたけど聞いてみた。なんとなく会話が無かったから。
「そういや、よくこうやって火をつける時に、隣で妹が真剣に見てたっけ」
「ふ〜ん」
「もう、最近は殆ど話ししてないけど」
「話しないの?」
「しないなぁ〜何話していいやら…って感じだし」
俺は17歳の俺に少し聞いてみたくなった。今の心境。
「妹と話出来ないのって、寂しい?」
「ん…どうだろ…ただ、今の妹って凄い性悪だよ」
「へぇ〜」
「仲良くなろうとは思わないぐらいにw…でも、もしかしたらあのまま妹と話を続けていたのなら、今の妹よりも少しは性格がよくなってたのかなぁとか思ったりして。少なくとも俺のことを『おい』とか『お前』とかで呼んだりはしないようにはね」
「お兄ちゃんに対して『お前』はないよね〜」
などと俺がフォローすると、片山は俺のほうを見て、
「ほんとに、妹の小さい頃の雰囲気だよな、小日向」
「え〜っ!」
「そんなに驚かなくても」
「だって、さっきお兄ちゃん…妹にあんな事やこんな事を…」
「え!ちょっww」
などとからかってみせる俺。ある意味妹よりも性悪かもしれない。
渡部達がなにやら準備が出来たのか、鍋に色々と放り込んでたものを持ってきた。最初それは肉じゃがなどを想像させるじゃがいもやら他の野菜の量だったのだが「カレー」だと聞いて唖然。野菜の入っているカレーはカレーとは呼べない。一方で実は家では母親が作るカレーには必ず野菜が入っているのだが、それに対する反抗の意味も含めているのかもしれない。実際にカレーのチェーン店などではカレーというのは野菜が入っていない状態が標準で野菜が入っているのなら野菜カレーと名乗ってあるだろう。でもそんなのは渡部の知る事ではないようだ。
「これ…野菜が入ってるよ」
などと見たままの事を呟く俺。
「う、うん…」
と、片山も俺の反応と同じだ。多分、気持ちの中では「うわー…ありえねー」って思ってるんだろうな。
「ってか、野菜しかなかったんだよな。カレー粉があったのが唯一の救いだぜ」
渡部はそう説明する。マジかよ。じゃあ野菜しかなかったら何になってたんだ?こんなにじゃがいもばっかりで…つか、俺達2位で島に到着したのに、材料が淋し過ぎだろ。絶対、渡部の野郎、いつもツルんでる連中と何かつまらないやり取りをやっていたんだ。その間にいい食材を取られたと。
俺も片山もしぶしぶとこの野菜カレーを口へと運ぶ作業を続けていた。途中渡部が、
「いやぁ、大自然の中で食べるカレーは格別にうまいなぁ」
などと定型文を放っていた。「ごめん、あたし野菜カレーは嫌いなの」などと言えるほどの度胸もなく、俺も片山も周囲の雰囲気に合わせて「おいしいね〜」などと言いたげな顔で食べてた。
そんな時、たぶんカレーが野菜まみれになった原因を作ったであろう連中、渡部とつるんでいる奴らがこちらの班を覗きに着ていた。そいつらと渡部との話の中では、どうやらボートで島から帰るときも競争しようという事らしい。渡部はかなり喜んでOKを出していたが案の定、立川が猛反発。渡部は「水を被らないように勝負に勝てばいい」「濡れたほうがエロい」などとガイキチ発言を連発していた。
食事の片付けも終わり、来たときと同様にボートで岸まで帰ることとなった。ずっとイヤーな予感はしてた。渡部がニンマリと笑みを浮かべながら片山の肩をぽんと叩き、
「頼むぜ、主力エンジン」
などと言うからだ。
「またやるの?」
と片山。またやるってのは、またガイキチレースをやるという事らしい。
来たときと同じ配置でボートに乗り込んでレース開始。
俺は片山が力強く腕を動かして船が進んでいくのを感じながら、昼食後に血液が胃に集中し軽い眠気に包まれていくのを楽しんでいた。片山の胸板のぐったりと寄りかかりながら。片山もそれはそれで女の子が寄りかかってくることは嫌ではないらしい。時折、俺の太ももとスク水の境界線を見たがってきたのでジャージを捲って見せてあげたりもした。
そうこうしているうちに中間地点を過ぎようとしていた。と、その時。わいわいと声が聞こえてきたと思ったらボートに衝撃が走る。
「ハハハハ!死ねやぁ!」
うわぁ…死ねとか、高校生にもなって何ガキみたいな事を、
とまたそこで衝撃。今度は渡部のほうからボートをぶつけやがった。女子の悲鳴。俺は悲鳴はあげないけどね。
「渡部!あんた濡らさないようにするとか言ってたよね!」
案の定、立川が文句を言う。まぁ濡らさないようにとか無理だから。と思っているともう1回衝撃。今度は水が思いっきりはねてきて…俺と片山がびしょびしょになった…。
「大丈夫?」
と片山が心配そうに聞く。
「うん、全然大丈夫だよ、でもジャージ濡れちゃうから脱いどこうかな」
そう、これはチャンスだ。俺はおもむろにジャージを脱いで片山に見せ付けたのだ。濡れたスク水は更に破壊力を増すはずだ。あ、そうだ。片山のも脱がしてあげよう。と、俺がジャージを脱ぐことで鼻息も少し荒くなった片山のほうに振り向いてチャックに手を掛けて下へと下ろす。
「え?お?」
などと変な反応をする片山。
「片山くんも濡れたらまずいから、ジャージ脱がしてあげるね」
「ん、うん」
俺は片山のジャージを、彼がボートの主力エンジンである作業の邪魔にならぬように器用に脱がしてあげる。そしてさり気なくおっぱいを胸板へとくっつけたり、さり気なく腰へと手を回して抱きついてみたり、さり気なく首筋にキス…は周囲の目があるので止めた。
「ちょっww小日向!」
「ん〜?」
などとじゃれあっている間にまた衝撃…うぜぇ…。見ると、穂坂も立川も既にびしょびしょ。彼女らはジャージも完全に濡れていた。何度か叫んだり怒鳴ったりしてるのを聞いたが、俺は片山とじゃれあっているので頭には届かなかったね。
そしてまた衝撃…今度のは大きいぞ?船がぐらつく…これってまずいんじゃ?
ボートが半分湖面に浸かった。真っ先に渡部が湖面に投げ出されて、続いて穂坂、それから何故か俺と片山も投げ出された。実は俺が片山の身体を掴んでいたので一緒にドボンしちゃったのだが。
まひる!大丈夫か?!」
大丈夫大丈夫、俺はお前と同じで泳ぎには自信があるからさ。でも「大丈夫」って言ったら助けて貰えるシチュが無くなってしまうので、ここはわざと大丈夫じゃないフリをして片山に救援してもらおう。
落ちて暫くの間は立ち泳ぎしていたけど、それを止めて水中へと身体を沈める。なんという逞しさなのだ、17歳の俺。一気に水中へと潜ると俺の腰に手を回して水面へと上昇させた。体格差もあるのか、俺がどんなに泳ぎがうまくても片山の浮上する力には負けて水面に顔を飛び出した。
「ぷはぁッ!ありがとう」
と、俺はドサクサに紛れて片山の首に手を回して抱きついた。片山も俺が助かったのが嬉しいのか、まるで映画で女優を助けた後に抱きつく男優みたいな感じで俺の身体を寄せた。そうやって立ち泳ぎを止めちゃうとまた二人とも水中へと沈んでしまうんだよなw。でもそれも想定の範囲内。俺は水中で片山に抱きついたまま片山の首筋や唇にキス、キス、キスの嵐ww。最初は驚いた片山も雰囲気を把握して俺に合わせてキスしてくれた。
今度は二人で水面に上昇する。
「ゴメン、実は泳げるのw」
「やっぱりかww」
俺はボートまで軽くひと泳ぎ。ボートには既に投げ出された渡部が乗っていた。なにやら立川に怒鳴り散らされている。片山は後から着くとしても、穂坂が居ない?
俺は振り返ると、まだ穂坂が投げ出されたまま暴れているのだ。あ、溺れているというのが正しいか。穂坂って全然泳げている印象があったんだけどカナヅチだったのか?もしかして中学の時まで太っていたから浮力で泳げていたのだろうか?これはマズいんじゃあ…これで立川が怒鳴っていたのか。
俺が助けに行こうと思ったんだが、既に片山がそれを見つけて助けに向かう。気をつけろよ、溺れてる奴は助けるのが難しいからな。
俺の時とは違って溺れて暴れているので腰から掴んで浮き上がらせる事は出来ないみたいだ。片山は最初に穂坂の手をとって、それから自分のほうへと引っ張って肩に手を回して暴れないように抱きしめたみたいだ。暴れないようにするとは言え、クラスメートの女子を抱き締めてしまうのはちょっとショッキング…なのだが、何故か穂坂のほうはそれで落ち着いて片山を見つめている。
それから二人はボートまで泳いできた。って、穂坂泳げるじゃねーか…。
「なんだよw穂坂及べるじゃねーかw」
と俺が思った事と同じ事を渡部が言う。その後、立川が平手で渡部の頭をどつく。
「泳げても突然放り出されたらビックリして溺れるのよ!」
なるほど、そういう事だったのか。
穂坂が立川に腕を引っ張られてボートへと上がる前に「ありがとう」と片山に言う。これが普通のありがとうって感じじゃなくて、ボーッと片山を見つめながらにお礼を言ったのだ。そんな微妙な雰囲気に片山は、
「どういたしまして」
と17歳の俺の時の普通の態度で答える。片山は俺以外の女子の前ではそういうクールな態度を取ろうとするのか…。やっぱり1年の時の事はまだ心に引っ掛かってるのだろうか。
片山がボートに上がろうとするのを俺は助けようと手を取って引っ張るのだが、ここは芸人魂を持つ俺のお約束で、そのまま片山に引き摺られて水面に投げ出されるというチープなコントをかましてみる。ここで大爆笑…ってあれ?なんか凄い冷めてる?
「か、片山くん!何やってんのよ!」
立川、そんなにマジになるなって…ギャグなんだからさ。
「いや、俺はそんなつもりは」
と言いながら片山は一人でボートに上がり今度は俺をボートへと引き上げようとする。よしッ今度は片山が落ちる番だぜッ。俺は気合を入れて片山の手を湖面に向けて引っ張り込もうとする…のだが、クソッ、ビクともしねーッ!
「ふんッヌッ!」←俺
「ちょっwww絶対俺を落とそうとしてるだろw」
「ちぃッ」
バレてはしょうがない。俺は片山に引っ張り上げられた。
ボートに揃った班のメンバーで、渋々と岸に向かってボートを漕いでいく。島へと行くときは2位だったのに一旦は転覆してからは次々を追い抜かれてドベになった。別に順位はどうでもよかったし、むしろ溺れてみたのがとても楽しかった。「楽しかったね!」などと言いながら、片山の胸板に背中をくっ付ける。もうボートはドベになってるので周囲には他の班の奴等はいないのだ。片山もそれこそ調子に乗り過ぎというぐらいに俺の肩にキスしたり、耳たぶを軽く唇に挟んだりをしてくれた。俺はお返しに片山の手をとっておっぱいに擦りつけたりとやりたい放題です。
岸についたらついたで、渡部はツルんでる奴等に爆笑されるわ、立川は渡部とその同じ穴のムジナどもをまとめて怒鳴り散らすわ、先生はそれを見て大笑いしてるわで…いやそこは笑うところじゃないだろ、生徒が溺れてたんだからさ…。俺は17歳の俺の記憶にない、ボート転覆という経験を味わう事となった。
片山は片山で、俺にとってはちょっとマズイ事になってしまった。女子二人が溺れているのを助けたという事は瞬く間にクラスの間に知れる事となり、色々なところからお褒めの言葉を言われている。でも元々はクラスと殆ど会話のなかった俺だ。そんな肌に馴染まない雰囲気に慣れるはずもなく顔の表情一つ変えなかった。多分俺でもそうなっていただろう。
さて、もう後は温泉に浸かって夕食を食べて寝るだけ。明日には家に戻れるぞ。