2 初登校 3
「えー、本日転校してきた、『椎名七海』さんです」
と担任の先生。
「(ひそひそ)スタイルいいよな」
「(ひそひそ)椎名?椎名日和と同じ苗字じゃねぇ?」
「(ひそひそ)兄弟?」
「(ひそひそ)ねぇ、あの子、今朝、バスで椎名君のアソコ触ってなかった?」
「椎名は椎名日和と兄弟なんだよな?」
「(一同)えーッ!」
「(日和)なんだよ!なんなんだよ、そのリアクション!」
日和がクラスメートみんなを指差しながら怒鳴ってる。
「なんでコイツの妹がこんなに可愛いんだよ、顔違い過ぎるだろ」「一つ屋根の下で暮らしてるんだぜ…」「大丈夫なの?日和、妹にイタズラするんじゃない?」「エロゲのヤリすぎだろ、アイツ」って。
…うわぁ、すごい言われようだ。
「よーし、静まれ」と担任。そして、
「まぁ、兄弟なんだから色々と教えてあげてくれ。席も隣にしておいたから」
ああ、やっぱりそういう展開になるのか。
日和の隣にどっこらしょと座った。
日和は満面の笑み。
「すっげー言われようだな。お前いつか、うつ病になるんじゃないのか?」
「ふっ。俺の事心配してくれてんのか。大丈夫さ。俺は2次元に生きてる」
「全然大丈夫じゃねーじゃん」
本当に大丈夫なのか。なんだか凄い不安になってきた。
俺はとてつもない奴の妹になってしまった!かもしれない。