外国人に参政権与えてもいいんじゃないか

さて、小沢も復活した事だし、民主にはこれからも国民をだまし続けて欲しいと願っている。なんで突然そんな話をするかというと、ずっと右よりな考え方をしてきて冷静さを欠いていたという今時点で、いったんはその右的な保守思考をやめて、頭をカラにして今の日本とそこに住む人達を考えた結果、「外国人に参政権与えてもいいんじゃないか」って考えに至った。同時に「与えざる得ない流れになってきている」というのもある。

政権交代が起きたもう一つの理由

政権交代の時に自民に愛想つかせて民主を選んだ大部分の国民は、その理由として、未だに不景気を脱せない政策実行能力の無さをあげてた。
だが若い層はこれとはちょっと違う考えだった。2chを見てたから気付いたのだけど、「自民が自分達を今の不幸な境遇にした」ともとれる内容の発言がちらほら、政権交代の時から、民主の支持率が低下している今ですらある。
これは就職率の低さだとかワープアの問題に絡んでいる。小泉内閣で作られた派遣という構造は、若い人間から安価な労働力を搾取して、使えなくなったらポイッ、という言い方はちょっと悪いが…大体そんなものだ。
若い層はそれに気付いていて、怒りの矛先を自民へと向けた。
民主が外国人参政権がどうのこうのやっていても、それで日本が外国人に乗っ取られるとしても、彼らにとっては今の自分生活や命そのものと比較すれば、それらはたいした問題ではないのだ。今の状況を変えない限り、怒りの矛先は変わらない。

本当に敵は誰?

ただ、矛先を自民にしただけでは、まだ読みが甘いと言える。
自民を選んだのも、民主を選んだのも国民だ。派遣の制度を考えた連中になんら意義を唱えなかったのも国民だ。そしてその国民の大部分を占めているのは年寄りと、これからその労働力にならないで文句ばかり垂れる連中になる予定の団塊世代だ。
つまり。自民だの民主だのを隠れ蓑にしてターゲットにならぬよう隠れてはいるが、実は今の日本を作ったのは年寄り連中と団塊世代であり、今の日本をこんなにした(破壊)のも年寄り連中と団塊世代である。本人等が意図してやったかどうかは別として、事実だ。
そう考えると、今、保守派を装って外国人参政権に反対している行動ですら、ターゲットにならぬようになる為の隠れ蓑に思えてくるから不思議である。例えるなら中国が日本という敵国を作り出すことで国内の問題から目を逸らさせるのに似ている。
つまりは、敵は自民ではなくこの『老害』どもということになる。
ただ、ワープア層だけじゃなくて、それよりも下の層、今学生の連中だとかこれから産まれてくる人だとか、それだけじゃない、中国や韓国から来る労働力の方々にとっても、今こそ敵ではないが、これから確実に敵になる。

もう滅びるしかない日本

仮に外国人参政権導入が却下されたとしよう。
代わりにこの老害問題が立ち塞がる。
まず、政治家は票を確保する為に今働いて日本を支えている若者よりも、老害の意見を優先し、老害の利益となる事しかしない。これは今までもこれからも同じ。
金は大部分がこの老害どもがしこたま貯めこんでいる。しかも一部の人間が。ケチくさいことに使わないから金が回らず経済は停滞する。これについても今までもこれからも同じ。
金をしこたま溜め込んでいる癖に仕事を辞めない。最悪なのは、お飾りとして椅子に座って適当に思いついた事を意見するだけで金が貰えるような連中もいることだ。つまり、事実上、老害に金が流れていき、若者が貧乏。流れた金も使われないので経済は停滞。
仕事の技術にしても、若い者に継承しない。むしろ海外に売り捌いている。これは自分達の用意したポジションを守る為の戦略として始めていたのだが、今はそれが災いして、結果的に自分たちで働かなければ会社を存続させることが出来ないようになってしまっている。
もし老害がいなければ改善する方法などいくらでもありそうだが、これらの老害の為に殆どの可能性を塞がれてしまっているのが今の日本である。

滅びの果ての可能性

そこで外国人参政権を冷静に考えてみる。
これは日本を動かしている勢力図を変える事が出来る唯一の手段だ。
老害どもよりも票数が多くなれば、それらに従う政治家も多くなる。決して日本人の為にはならないが、滅びの果ての可能性に掛けてみるのもありかもしれない。もしダメでも、若い人間は日本から逃げればいい。
では滅びの果ての可能性とは何か?
まず外国人が国を動かす際に注目するのは貧乏で金を持っていない日本の若者ではない。卑しくも金を溜め込んでいる老害どもだ。それも会社のいい椅子に居座っている金持ち。まずはその連中から金を搾り取るという法案に票が集まっていくだろう。いつぞやの財閥解体だとか、そんな大イベントに似たことを起こせればなおよしだね。
国民が様変わりするとマスコミもその国民に受け入れやすい思想を提供するようになる。
老害を日本から抹殺せよ、とか、ちょっと大胆ではあるが、こんな感じ。本気で抹殺されることは無いとは思うけども、日本で暮らしていくぶんには肩身が狭くなるだろう。

外国人でいっぱいになった日本のその後

右翼が危惧してるのはこれだ。
そもそも何故外国人でいっぱいになるのかを考えるといい。日本に資源があるか?住む場所だって狭いし…。仕事だってそれほどあるわけでもない。
何があるかって、金がある。老害どもが貯めこんでた金がある。その金が無くなっていけば、自然と日本は魅力的ではなくなり、仕事で日本に来ていた外国人は日本よりも稼げる場所へと移動する。
そして日本は、その小さな島国のサイズに見合った人口になる。
ただ、太平洋を中国とアメリカに挟まれて重要な戦略拠点になる日本は、パワーバランス的にどうなのかという問題は残るのですが…。

「変化には犠牲が伴う」

改革には痛みが伴うとは「どこかの総理」が言った言葉だ。この言葉通りに、自殺者は年々増え続け、働いても働いても雀の涙ほどの給料しか貰えなくて生きていくのが精一杯となった。その後はやれ最近の若者は物欲がないだの、結婚しない情けのない奴が多いだのと煽る。叩くだけ叩いた。搾り取るだけ搾り取った。
「改革には痛みが伴う」か。
その言葉、そっくりそのままお返ししよう。
今の日本はブクブクと肥えたピザ野郎だ。
それもちょっと肥えただけのピザじゃなくて、肥えすぎてベッドの上から動けなくなったピザだ。痩せる為に運動することすらままならぬ。脂肪をすばやく切り落としてしまわなければ、何かの拍子に死んでしまう。でも外科手術で脂肪を切り落とせば身体全体に負荷が掛かり死ぬかも知れない。
そこで…飲めば痩せれる怪しげなアジア産のオクスリの登場だ。
脂肪はどんどん死亡してなんとか生きながらえた。結果的に手に入れたのは骨格に見合うサイズ。スマートな身体。これで当たり前の人として、自分の足で歩いていける。
…ちょっとオクスリの副作用は身体に残っているけども。
まぁ、それもいつかは消えるだろう。