8 初エッチ 5

今度は先っちょだけはスムーズに入った。
AVで見たような男性の腰の動かし方というのはまだまだ練習しなければ出来ないみたいだ。美東は不慣れにも、俺の腰を掴んでなんとか入れる体勢にはなっているものの、「あれ?硬い」とさっきと同じことを言ってそれ以上腰が進まない。やっぱり正常位が難しいのかな。
「入らない?」
俺は身体を起こして片方の手で美東の肩を持って、もう片方の手でアソコがあてがっている位置を調整しようとした。と、そのとき、
「あ、入りそう」
「え?」
美東が俺の身体を抱き締めるようにして、自分のほうへ引き寄せた時、思いっきり俺自身の体重でズブッと美東の肉棒がお腹の中に入ってきた。この体位は座位っていうのになるのか。それにしても、
「痛ッ!痛い」
痛い。
ものすごく痛い。
「結城さん!結城さん!」
美東は俺の名前を呼びながら、不器用にも腰を動かしてる。出来れば動きを止めて欲しい。止めたら何がいいかというのもないけども、お腹にずっぽりと根元までアソコが入ってるだけでも痛いのに荷、動かされたらたまったもんじゃないぐらい。
「痛ったい!痛いってば」
「あ、ごめん」
やっと動きが止まる。
「はぁ、はぁ…痛っぁ…」
俺は美東の首に手を回して抱き締めながらの体勢で痛みに耐えてた。
「ごめん、大丈夫?」
「大丈夫じゃないよ、痛い、すごい」
そうやって話をしている間にも、美東のガチガチのアソコは緩む様子じゃない。むしろさっきより大きくなっていて、時折ピクピクとお腹の中で動いているような気さえする。
「結城さんが痛くないような体勢で、ちょっと、俺、寝そべるから」
「騎乗位?」
「うん、俺が動いたら痛いのかも」
う〜ん。どっちにしても痛いような。