11 コスオタ 4

俺の後ろをのそのそとついてくるブサ男。
お風呂に着て、それからブサ男がシャワーノズルを取った俺を見て、
「お、俺が洗ってあげるよ」
とか言い出した。
「は、はい…」
この水着、濡れてもいいのか…まぁ水着っていうのは濡れるもんだから別に辺じゃないんだけどさ、どうやって持って帰るのかな。いや、普通に持って帰るのか。なんか嫌だな。
ブサ男はシャワーを俺にかけ始めた。あっという間にスク水がお湯を吸い取って身体にぺったりと張り付く。すげぇ嫌な感じがする。そういえば俺、女物の水着っていうのを着るのは初めてだった。
「だ、抱き締めたり、キスしたりしても、いい、かな?」
鼻息を荒くしてブサ男が言う。
「う、うん」
なるべくその顔を直視しないようにする。
ブサ男の手が背中側に回ってきて、そいつの身体に対してとてもか細い俺の身体はすっぽりと腕の中に収まり、ぎゅっと抱きしめられる感覚がする。その後、さっきと違って今度はスク水の上からおっぱいに顔をこすりつけたり、スク水ごとおっぱいを口にふくむような事をする。もっと落ち着けよ…。
ブサ男はシャワーで自分の髪がびしょびしょになるのも全然構わずに俺の胸から、お腹、腰の辺りに顔を持っていった。持っていって何をしているのかは見ないことにした。なんか舐めてる感じなんだよね…。太ももの辺りにブサ男の舌がぺろぺろ来たので解ったんだけど。
次にブサ男は俺のスク水のあそこ(パンツ)の部分にゆっくりと指でどけた。
「あぁぁ!き、君、毛が生えてないんだね」
なんでそこで叫ぶんだ。
「う、うん」
「はぁん、んぐちゅぶちゅぶ」とか嫌らしい音を鳴らしながら俺のあそこを重点的に舐めまわしてきた。背中側に鳥肌が立つような気持ちいいような気持ち悪いような感覚が走る。っていうか、まずはあそこをシャワーで洗ってから舐めなきゃ、さっきおしっこしたばっかりなんだけど。
「あぁぁ、ちょっとしょっぱいよ」
そりゃしょっぱいだろうよ、おしっこした後なんだから。
そのまま立ち上がってブサ男は俺の身長に背を合わせて屈むと、思いっきりキスして…きた。ちょっ…さっき俺のマンコを舐めた口でキスすんなよ、きたねぇ…。しかも上品な感じじゃなくて、しゃぶりつくような気持ち悪いキスだ。こりゃ男の俺でもドン引きするわな。俺の舌を最初吸っていたブサ男だったけど、俺は舌を奥にひっこめたら今度は下唇を吸い始めた。
「ん、ん、んぁ、ふぁ、ふぁって(待って)ふぁって(待って)」と、俺は手でブサ男の肩を離して、距離を保つ。
ブサ男の口から糸を引いたヨダレが俺の口と繋がってる。
キモイ。