11 コスオタ 7

ブサ男がイッてから俺とブサ男は風呂に入っていた。
ブサ男が俺の後ろにいて、前は俺。相変わらずスクール水着を着たまま…。後ろからブサ男が抱きついた状態で、時々その手が俺の胸のあたりをそわそわとする。さすがに射精して時間がそれほど経っていないからかブサ男のチンコは元気をなくしていた。そのまま無くしていてもらうほうがいいな。俺の腕筋肉痛になりそうだ。
「そろそろスクール水着脱いでいい?」
この水着って奴は水分を吸うと肌にぴったりとくっついて気持ち悪い。女がワンピースタイプの水着よりもビキニが好きな理由がわかるような気がする。
「う、うん」
「じゃあ」
俺が肩紐を下ろして脱ぎかけたその時、
「あ、待って」
なんだよ、まだ何かするのか…。
「こっち向きながら、ほら、僕が脱がしてあげるよ」
「あ、どうも…」
自分で脱げるっての…。
俺はブサ男の前に膝をつけて半立ちになった。奴の手がスク水の紐のあたりに掛かって、ゆっくりと脱がしていく。おっぱいが見えたところで俺は奴の下半身辺りで何かが動いたのを見つけてしまった…。どうやら股間の亀さんが元気になったみたいだ。
「ああ、ああああ〜」
変な喘ぎ声を出しながらブサ男が俺の抱きついてくる。俺はまだ水着を脱ぎきらないままで仕方ないのでそのままブサ男の頭を抱きしめた。
「も、も一回、き、キスしてもらっていいかな」
「うん」
ブサ男にキスする。
しばらくそうやって唇をくっつけていると、部屋のほうから携帯の呼び出し音が鳴り出したのが聞こえてきた。救われた気がしたよ。俺の携帯だ。どうもそろそろ時間らしい。
俺は唇を離す。ブサ男も聞き慣れていない携帯音が俺の携帯であって、それがデリヘルサービス時間の終わりっていうのは知っているらしい。なんともいとおしい様な残念なような顔をしている。そのまま脱ぎ掛けの水着をブサ男の太い手が下ろしていく。
「あぁ、すごいよ…毛が生えてなかったんだね」
「う、うん」
さっきも聞いたような気がするけど…まぁいいか。
「あぁぁ!」
今度はなんだよ。
「ちょっと濡れてるよ、糸引いてる」
「え?あぁ…うん」
さっき少し感じてしまったからか、ちょっと愛液がたれてるみたいだ。
「ぼ、僕が舐めて綺麗にしてあげるよ」
それは舐めても舐めても次から次へと湧き出すフラグだなぁ…。あと少し時間があるみたいだし、ちょっと甘えるか。俺はブサ男の頭の上に乗っかるような感じで腰を落とした。ブサ男は俺のアソコをぺろぺろと舐めている。そしてバシャバシャと音を立てて…なんの音かな。あ、こいつ、風呂の中でオナニーしてる…。なかなか渋とい奴だ。
「ああああ!いく!いく!いきそうだお!!おおおお!」
それを口に咥えろっていうんじゃないだろうな。
ブサ男はそのまま風呂の中で果てた…。風呂の中に精液が浮かんでるよ。ホテルにとってはちょっと嫌な客だな。
「ああ、そろそろ時間だし、私いくね」
とりあえずその場から立ち去りたいのでブサ男が風呂の中で一人賢者になっている時、俺はさっさとシャワーを浴びてタオルで身体を拭いて下着を着て、服を着て、というのを淡々とこなした。