12 キャスト・アウェイ 7

「もうそろそろ下のほう…」
俺は自分の股間を指さして言う。
「え?セックスしていいのか?」
「いや…そうじゃなくて」
「なんだよ?」
「舐めて」
しぶしぶと日和は俺の前に頭を落とす。けども、頭の位置が低いので苦しそうだ。いったんは顔を上げて「椅子とか座れるものないよな?」と周囲を見る。そういえば椅子持ってきてなかったな。なんでキャンプ用品に椅子が入ってないんだろ。まぁいいか。俺が日和の上に腰を落とせばいいわけだ。
「さっきみたいに日和の顔の上にあたしが乗る」
「え。えーっ…」
「なに?」
「いや、なんでもない」
さっきのシックスナインの体勢になった。日和の顔の上に俺が腰を落とし、日和の舌の感触を楽しむ。クリトリスから膣穴とぺろぺろ舌が動いて、時々入り口に入ろうともする。
「七海」
「ん?」
「舌突っ込んでもいい?痛くない?」
「ん…」俺が答えようとすると日和が舌を動かす。「たぶん…」またぺろぺろ動かす。「大丈夫…」と、次に日和の舌が俺の膣穴にズズっと入ってきた。
「あ、すげぇ」と舌を抜いてから日和が言う。「舌があそこに締め付けれた」
「そ、そう」
俺は快感であまり声がうまく出せなかった。股間、尻、背中側と快感が波のように襲ってくる。女と男のオーガニズムを両方知っている俺は、女のそれが男のに比べると3倍ぐらいにも気持ち良いのも知ってる。それだけではなく男の場合は一気に昇天するのに対して女の場合は気持よさが波になってくるのを知ってる。だから日和が同じ様に舌をつかって愛撫してきても、それが気持ち良い時とそうでもない時が俺の快感の波によって変わる。
気持良すぎて身体が動かない時以外はせっかく日和が一生懸命あそこを舐めてきてくれてるんだからと、俺はそれに対するお返しみたいなもので日和のちんこを握って動かしてあげた。
「はぁ…。七海、まだか?」
「んん…はぁ…なに?」
「まだイかない?」
「うん」
「絶倫七海だな、おい」
俺はそのまま日和の顔に体重を落とした。
「んーっ!んーっ!」と日和が苦しそうにする。仕方ないので俺は腰を上げた。そして日和がどんな顔をしているのか見てみると、俺の股間から愛液が垂れてて日和の顔にべっとりついている。糸引いてた。
「わかったよ!わかった。くそっ…俺はバター犬かよ」
それから結構な時間、日和にあそこを舐めてもらった。
何回か快楽の波を超えてから俺はまだイッてはないけども、十分気持ちよかったので日和の隣に身体を寝転がらせた。
「はぁ…疲れた」
と日和は言っているが股間は勃起してた。