12 キャスト・アウェイ 8

俺の横で日和がまた勃起したちんこを手で擦り始める。
「ぜんぜん疲れてないじゃん」
と俺は日和の腕の上に腕をのっけて、摩りながら言う。
「ん、んまぁ。あ、もう一回手伝って」
「えーっ…疲れた」
「そのままでいいから、そのまま俺にキスしたりおっぱいを俺の腕に擦りつけたりでいいから、手伝ってくれよ妹よ」
そこで妹っていうワードを出すかよ…。
俺は言われたとおり、日和の肩におっぱいが当たるように身体を押し付けて、腕を日和の首に巻くように持っていった。「ああ!あああ!やべぇ!」と日和が言う。
「いきそう?」
「もうちょっと。あ、キスして」
俺は日和に顔を近づけると唇に唇を重ねた。そのまま日和の身体に半分のっかるような体勢になる。そして日和のふとももに俺の股間を押し付ける。まだ愛液でベチョベチョになっている俺の股間。それが日和の刺激になったんだろうか。
「あ!あ!ああああ!」
と雄叫びみたいなのを上げる。その唇にまた俺が唇を重ねる。そして日和は果てた。2回目はそんなに精液が出なかった。でも俺の太ももから股間に掛けては日和の精液っぽいのが飛び散っていた。
「はぁ、はぁ…やべぇ。七海のテクニックがすげぇ」
「テク…へ?」
「太ももでおもいっきりマンコ擦りつけてくるとかマジ…」
と言いながら日和は俺の腰に手を回してきて抱き寄せる。
「日和2回イッて、あたしがまだイッてない」
「おい、無理だって。あ、チンコをマンコに突っ込んだらイケるかも?」
「えーっ。それはダメ」
ん。なんだろ、俺は日和と顔を近づけて離してて気持ち悪くないのか。なんだかまるでセックスした後の恋人みたいに、血は繋がっていないけども一応兄弟である俺達が話をしている。慌てて俺は目を逸らした。日和の顔から。
それをなにと勘違いしたのか、いや、ツンデレと勘違いしたんだろうか、日和は俺をもっと近くに抱き寄せてから唇を重ねて着た。ニヤニヤと笑ってる日和の顔を想像したけども、唇を離したとき、何故かこいつ、すごい真面目な顔をしていた。
話題を逸らしたくなって、
「あ、日和の精液とあたしの愛液が混ざってるよ」と言った。
日和が自分の太ももに掛かっている精液と愛液が混じっているのを見て「うおお…エロイ…」と言っている。俺と日和は笑いあった。