13 救助艇到着 2

日和がバケツを手に戻ってきた。
そして、そのバケツを水が湧いてるところに突っ込んで汲んでから、俺に「こっち、こっち」と言う。俺が日和の側に立つ。そうか、日和ってこんなにでかかったのか。やっぱり男と女だと体格全然違うな。遠くからみたらまるで小さな女の子に男がイヤラシイ事をしているようにも見えてしまうよな。
俺の頭から冷たい水をゆっくりと掛けていく日和。
「うわわわ、冷たい」
俺はそう言いながらも、手で自分の頭や身体をさすった。
「水着脱がなくていいの?」
「あ、そっか」
俺は日和の前でブラを外す。…って、それが目的だったか。日和は目を輝かせながら俺が脱いでいる状況を楽しんでいる。
もう一回頭から真水を掛けていく。その間だけ俺は掌で身体を洗った。腕や胸、お腹、股間
「ああ、ちめたい」と俺が言う。
いきなり日和は俺を抱きしめてきた。そのまま唇を重ねてくる。
「ちょっ…ちょっと、」
「なんか、凄い可愛く見える」
「あ、あはは。そう…。ほら、日和も頭から水掛けてあげようか」
俺は日和の腕を引き剥がした。そんでバケツに水を汲んで日和の頭から勢いよくぶっ掛けた。日和が叫ぶ。「うお!!!ちょっ、おまっ!いきなりかけるなよ!心臓麻痺しそうになったぞ」
「あははははは!」
「ほら、股間もきちんと洗っておかないと。大事なところだからな」
と言いながら日和が抱き寄せてくる。それから俺の股間に手ですくった水をパシャパシャと当てながら、水着の中に指を突っ込んでくる。
「お、ヌルヌルする…」と日和。
俺はバケツで水を掬って股間に掛けた。
「日和のも洗っておかないとばっちいよ」
「お、おう」
海パンを脱ぐ日和。勃起しているのを手で隠しているけど、おもいっきり見えるんですが。
俺はその勃起してる日和のちんこを手で握って、もう片方の手でバケツの水を掛けた。ごしごしと洗う。
「あ、ああぁ!」と日和。
「はい。おしまい」
「おい、もう一回やってください」
「嫌です」
というか、水がもうなくなっている。俺達が数回水浴びをしただけで湧き水の溝が枯れてしまった。僅かに岩の隙間から水が湧いているのはみえるけど、満タンになるまではまだまだ時間が掛かりそうだ。
俺達はテントへ戻った。