22 2xxx年宇宙の旅 18

なんだか突然のクリさんの話に僕はちょっと腰を抜かしてしまった感じがある。身体に力が入らないや。えっと、なんだっけ…。もし僕が望んでるのならエッチな事をしてあげてもいいよ?って事か…。
「ええと…他の人に言わない?」
「私がそんな事を言いふらして回るような性格の人間に見えるか?」
「みえない」
うーん。なんだか複雑な気分だ。
でもお酒を飲んでるからか、僕はちょっとだけ本能に素直になっているような気がする。何か深く考えたわけじゃなくて、カクテルグラスを置いてオロオロとしながらもクリさんの側に近寄っていった。
「エッチな事とかって、どういう…?」
誰もエッチな事だなんて言ってはいないけど。何言ってるんだろう、僕は。
「指を膣に突っ込んで出し入れするとか、クリトリスを舐めたり吸ったりとか、乳首を舌で転がしてみたりだとかだな。指を膣に突っ込むのは処女であるなら膜を傷つける可能性があるがそれでいいのなら」
「いやいや…それはいや」
「処女なのか?」
「うん。っていうか、そういう話じゃなくて、その…表現が露骨というか…。ああ、そうじゃない。ボクが男なわけだから、ボクが責める側とかじゃダメ?」
「それでも構わない」
ん〜。でもクリさんはそういうキャラじゃないからなー。なんていうんだろ、そのクリさんの美少女顔に似合うような喋り方してもらうと…嬉しいいんだけど。って…可能、なのかな?
「クリさん。もしかしたら言語機能をちょっといじったら女の子っぽい話し方出来たりする?」
「ナオが望むのならそれでも構わないぞ」
「それじゃあ、お願いします…」
「しばらく待て。システムを切り替える」
うーん。なんだかなぁ…。
「こんな感じでいいかな?」
え?クリさんがなんか女の子っぽい話し方に変わった。
「うん」
「それじゃ、何からする?」
ジャグジーから身体を起き上がらせるクリさん。濡れてる身体が綺麗だ。僕は静かに手をクリさんのおっぱいに伸ばした。ゆっくりとそれを触る。自分のおっぱいを触るのとは全然違う。
「ん…っ」
え?クリさんがエッチな声を出してる…そこまでシステム切り替わっちゃってるの?すごい…。
僕は今度は身体を押し付けるようにして、クリさんの乳首と僕の乳首を合わせるようにしてみる。ぞくぞくするような感覚が背中を走る。あぁ…これは気持ちいいなぁ。甘い吐息を履いてるクリさんの唇に重ねる。
「気持ちいい?」
ちょっとハニカミながらもクリさんが聞く。あぁ…誰なのこの人。言語システムって話し方だけじゃなくてコミュニケーション全般が変わるんだね。
「ん、うん。気持ちいい…」
もう一回キスした。
今度は僕の人生初となるディープキス。やり方はエロゲの中で学習したけど、実際するのとは全然違うなぁ。柔らかい舌の感触が気持ちいい。しばらく二人の舌を重ねる音がちゅぱちゅぱと響いた…。何やってるんだろ、僕とクリさんは。
そのままぎゅっと抱きしめあってお互いの乳首を擦ったりする。レズの場合のセックスはこれからどうするんだっけ…太ももにあそこを擦りつけたりするのかな。僕は心臓をバクバク言わせながらクリさんの太ももにあそこを押し付けようと、またがって…ってところで、
「うぃぃぃぃ〜帰ったぜぇ〜」
って網本なんでこっちの部屋に入ってくるんだよ!
慌てて僕はクリさんから離れてジャグジーの中に飛び込む。一方でクリさんはゆっくりと腰をジャグジーの中におろした。
いいところだったのに…。網本め!