4 新聞部へようこそ 5

しばらくボクがまじまじとその新聞を見ていたら、「もういいでしょ、ほら」と新聞をしまおうとするアヤメ。怪しい。凄く怪しい。ボクの視線が向かいそうだった場所に何かある。
「ちょっと待って!まだ見てないところがある!」
「また今度見ればいいからっ!」
「だめだめだめ!」
っていうかアヤメが隠そうとしたところがボクがみたいところだからバレバレじゃんかよ、その手をどけろーっ!
で、見えたもの。
ボクのテニスウェア姿、後ろからマナカ先輩がおっぱいを掴んでいる!そう、この写真はどこの部活に入ろうかなぁ、なんてボクが考えていたときにテニス部の体験入部でマナカ先輩に指導…っていうか、セクハラされた時の写真じゃないか!!がっちりおっぱいを触っているマナカ先輩と、それを唖然としながら見ているギャラリー一堂のマヌケな顔が映っているよ!
「あぁぁぁぁぁぁぁぁ!なんでこんなの載せるんだよぉぉぉぉぉ!」
「まぁまぁ、いいじゃん」
「よくないよ!なんだよこのレズプレイは!」
「一番人気の写真なんだよ」
「いやいやいや、人気とか関係ないし。他の写真は事故って感じだったけど、これ明らかにおっぱい触ってるから!触ろうとして触ってるから!」
「でももう出版しちゃったし。廊下とかに飾られてるし」
「酷いよぉぉ!」