7 水中騎馬戦とファーストキス 3

我がクラスは劣勢だったよ。
相手クラスで一番強いのは小麦色の肌のギャル子だった。
うちのクラスに居る不良連中が『暗い不良』だとしたらアレは『明るい不良』とでもいうのかな。不良に暗いも明るいも無いとは思うけども。セックスには明るいイメージはあるなぁ。男の時からスポーツみたいな感覚で同じような小麦色のギャル子とかとエッチしてたんだろうと思う。
そのギャル子のスクール水着に不釣合な小麦色の肌が騎馬の間で舞っている。鉢巻の奪い合いのはずなのにいつの間にか、少なくともギャル子は、相手の女子のチチを揉もうとしてる。逃げ惑うボクらのクラスメートの騎馬。引っ掛かるのは騎馬が上に乗ってる女子の言う事を聞かずに突っ込んでいく場合のみだった。
その突っ込んでいく騎馬の中にはあのデブ馬も居て、上に乗ってる川尻お嬢様は「こら!そっちに行くなって言ってるでしょう!」とか言ってたけども元々運動神経がそれほどよくないからそんなに方向転換がうまいわけじゃない。進み始めたら曲がるのも止まるのも難しいみたいだ。
「うっは!!マジパネェ!ヤベェ!!!」
とか歓喜の声を上げながらギャル子が川尻お嬢様の胸元に飛び込んでいく。どうやら彼女の乗ってる騎馬ってクラスの中でも選りすぐりの馬鹿で運動神経がいい男子を集めたみたいだ。その馬鹿な男子も下から「揉め!揉みまくれ!」とか叫んでる。
「っっ!!ちょっ!やめなさい!離してよ!」
手を肩から離さないギャル子。
顔を川尻お嬢様のおっぱいに挟んで左右にふる。
「いやあああ!」とか女の子っぽい声(女の子だから当然か)をあげる川尻お嬢様。ギャル子の頭をひっペがそうとしたとの瞬間、ギャル子は川尻お嬢様の肩から手が離れそうになった。その時、スクール水着の肩ひもからだけは手を離さなかったんだ。あーやっぱりそういう事になるのね、っていう感じにお決まりな事が起きた。
川尻お嬢様のおっぱいが丸出しになった。意外と着痩せするのか大きめの美乳がぽろんと顔を出す。ピンクの乳首が眩しい。
その後、さらに追い打ちをかけるようにギャル子が川尻お嬢様のおっぱいにしゃぶりついたのだ。おいおい…体育祭でお互いの親が来てるかも知れないのにそこまでするの…。
「あっ!ああ!!」
突然の乳首攻めにイヤラシイ声を上げる川尻お嬢様。ギャル子はギャル男だった時からセックス・テクニック磨いてるんだろう。乳首を攻めながら股間のほうに手を伸ばして擦っている。もうAV状態。そのとんでもない状態を終わらせたのは意外にも我がクラスの中国人、リだった。さっきは騎馬を作ることすら難儀してたのに今では馬を乗りこなして三國無双よろしく次から次へと相手クラスの鉢巻を奪いまくっていた。
「あ!くっそ!」
と最後の声を漏らしてギャル子の騎馬沈没。